〔031〕一 山 (1,064m)
2016年06月10日
兵庫100山に戻る

兵庫県宍粟市


    標高差:313m
累積標高差:486m
兵庫100山』   高野峠から登ってみる。
Road Map :R29の波賀町上野からR429に入り、高野峠まで走る。
Route Map:高野峠の登山口から山頂を往復する。
高野峠からの一山
もう少し厳しい登りが続くかと思っていたが、意外と楽に登れるコースだった。山歩きとしては超簡単に登れる阿舎利側からのコースよりかは値打ちがあると思うが、阿舎利側からでは”阿舎利山”とセットで登られるハイカーが多いので、その点では高野峠側からは不利である。
三久安山に登ろうと思ったが
”一山”を下山したのは10時であり、充分、もう一山登る時間があったので、音水湖川から”三久安山”に登ろうと思って音水湖まで行って見るが、地図を用意しておらず、登山口が判らずに諦めて帰宅した。
別段、登りたいと思う山ではないが、過去2回登った内、一回は積雪で敗退しており、実際には1回しか登っていない。兵庫100山を3巡するには後2回登る必要があり、運動不足解消を兼ねて高野峠側から登ってみる。
ひとつやま
登り:58分
下り:59分(道間違い時間含む)
コースタイム:2時間04分(休憩時間含む)
兵庫100山として来たが登山口には宍粟50山の道標が新たに立っており判り易くにはなっていた。 気温は20℃だが昨日の雨で湿度は高い。8時丁度に登山口から歩き始める。
R429に入ると途中から大型車通行止めの表示が出て来て道路幅は
狭くなるが、全面舗装路であり普通車なら快適に走ることが出来る。
R429の標高が一番高い高野峠に ”一山”への登山口があり、
広い駐車場があった。
尾根筋に張られたネットを堺に西側はアカマツ林、東側は草原とはっきり分かれており、ネット沿いの登山道を緩やかに登って行く。
目の前に日本リスが飛び出して来たが、そのまま走り去ってしまい写真に収めることが出来なかった。
ひと登りするとシカ避けネットが張り巡らせられた尾根筋に出る。
ここからは”東山”への展望が開けていたが、良い景色でも無い
ので写真は下山時に撮ることにした。
道標がしっかりしているのは宍粟50山設定時に整備された恩恵だろうが、その面では宍粟市に感謝であるが、兵庫100山として整備して欲しかった。
シカ避けネット沿いの道は終わり、アカマツの尾根筋に入る。
895mピークからはスギの植林帯の中を大きく下って行く。
895mのピークまで登ると広場となっていたが、相変わらず展望は
利かなかった。 この道標が出て来ると下りに入って行く。
二つ目のピークから下って行くと林道が縦横に伸びている所に出た。
ここにもシカ避けネットが張り巡らせれれており、雰囲気悪しであった。この林道にはタイヤ痕が見られないので廃道の様に見えるが、車で走れ
る状態でがあった。 林道跡が三叉路になっているのに、ここには道標が
無く、適当に左側の林道跡に入って行く。 道に迷い易い。
鞍部に下り立つと広葉樹林帯となり雰囲気が良くなる。
ここから再び尾根筋に入り、次のピークに緩やかに登って行く。
林道から登山道に入る所にも道標が出て来て助かるが、この道標、
余り物を使ったのか?  ”登山口”と書かれた紛らわしい物だった。
緩やかに林道を登って行くと、先の方に道標が出て来たが、
道標は林道の分岐に立てて欲しかった。
ナラの樹林帯なのだろうか? お陽さんが射していないが
雰囲気Maxに良い状態であった。
雰囲気は俄然良くなるが、灌木帯が幅広く、どこでも歩ける状態で
登山道としてははっきりしていないので適当に登って行く。
空が見えて来て山頂か? と思ったが、尾根筋に出るだけだった。
展望の開けた尾根に出て左に曲がると山頂は目の前だった。
取付きの登りは少しきつかったが、中盤からは穏やかな道となり
散歩気分で歩ける様になる。 中々の美林帯であり癒される。
58分にて見覚えのある禿げ山の ”一山”(1,064m)に着く。 阿舎利側から登れば
25分で登れているので、どちらから登っても簡単な山には変わりが無い。
今日は午後から天気が良くなるらしいので、午前中は薄曇り状態であった。
展望の良い山頂から北西方向を見る。この足元には山名が記入された写真があるのだが、
同定に意欲は湧かない。 残念ながら氷ノ山は雲に隠れてしまっている。
山頂から東方向を見る。同じく山名の入った写真があるのだが、おいらには同定出来ていない。
山頂でお茶休憩して下山に入る。 登り時に山頂かと間違えた尾根筋は道標が無ければ真っ直ぐに下山してしまいそうな雰囲気であるが、
道標で登山道に戻ることが出来た。
登り時よりは明るくなって来たナラの広葉樹林帯を下って行く。
登山道としては何も整備されていないが歩き易い。
林道に戻り、振り返り ”一山”を見ると、阿舎利側から見たはげ山の ”一山”とはまったく
違う普通の山だった。 林道付近には登り時にも適切な道標がないのを感じたが、下り時にも
登山道に戻るマーキングを見付けることが出来ずに道間違いでロスタイムしてしまう。
この後も登り返しがもう一回あるが、
共に大した登り返しではなかった。
登山道に入り二つ目のピークを目指して登り返して行く。ヒノキの植林帯であり、楽しい道ではない。
シカ避けネット越しに見た ”東山”(1,016m)
895mピークから下って行くと西側の草原とそこに伸びた林道が
確認出来た。 この林道が山頂直下まで伸びているのだろうか?
尾根筋からR429の登山口に戻る。ここもどこでも
歩ける状態で登山道ははっきりしない。
ネットさえなければ面白い道だと思うのだが、
ネットが雰囲気を台無しにしている。
下山59分にて駐車場に戻る。
今日は誰とも会わない寂しい山で終わってしまった。